2024大会 開催概要

大会コンセプト

CASEと呼ばれる新たな技術領域が自動車業界の競争の中心となる中、AIやITの技術者が不足しており、自動車業界全体で急速に必要性が高まっています。
今後の自動車業界を牽引する技術者の発掘育成の為の新たな取り組みとして、自動運転におけるAI技術を競う国際的な競技を開催します。
産官学が協力して行うこの競技を起点に、自動車産業のさらなる発展に寄与する枠組みの構築を目指します。

開催日程

参加者登録 2024年5月27日~7月1日
交流会 2024年6月21日
予選 2024年7月2日~9月2日
予選表彰式 2024年9月20日
事前練習日 2024年11月1日
準決勝 2024年11月2日
決勝 2024年11月3日(11月8日-9日に延期しました)
決勝表彰式・交流会 2024年12月13日

競技概要

予選

予選はオンラインのシミュレーションで実施します。予選の競技はデジタルツイン指向のAWSIMを用いてコースをより速く走行することを目指します。参加者は、Autoware※の構造を学ぶだけでなく、実際に行動、判断の部分についてパラメータ調整を行い、また必要に応じて新しいアルゴリズムの開発も行います。
※AutowareはThe Autoware Foundationの登録商標です。

決勝

決勝では、コースで競技車両であるEVレーシングカートを使用した大会を行います。シミュレーションで得た知見を実車両に活かしつつ、AWSIMでは再現できない実車ならではの課題にもチャレンジします。

例えば参加者には実車両に適用するため、パラメータ調整にも挑戦してもらいます。また、シミュレーションでは再現できないノイズ処理、遅延対策のアルゴリズム開発も行います。

なお、予選のチャレンジクラスから決勝大会の出場チームは10チーム、アドバンストクラスは6チームの予定です。

クラスについて

今大会ではより価値ある大会を目指し、従来通りにシミュレーションの予選を実施する「チャレンジクラス」に加えて、より実車両に触れる機会を提供する「アドバンストクラス」を設置いたします。

チャレンジクラスは、初めて自動運転に触れる方にも参加しやすいクラスです。従来同様、公募によって誰でも参加することができます。シミュレーションを利用する予選から参加し、予選の成績によって10チームが準決勝以上への出場を決定いたします。

アドバンストクラスは、主に過去大会の優秀成績者を想定した上級者向けのクラスです。参加チームは、実車両を利用する機会を多く与えられ、より高度な自動運転走行を目指します。出場チームは、過去大会等の実績をもとに運営側の指名により決定します。

当該クラスに参加するチームは、予選が免除されます。また、決勝においてはチャレンジクラスとは別枠で採点・順位付けをいたします。

参加資格・参加費

  • チャレンジクラスは、学生・社会人等制限はありません。参加費は無料です。
  • 参加はチーム単位(人数制限なし、1名も可)です。

表彰

※アドバンストクラスに関しては車両のインテグレーションに注力していただきたいため、上記の表に加えて全チーム最大5万円を上限として、取組を公開及び拡散・広報してくれたチームに支援することとします

参加者間における知識の共有を促し、全体のレベルを向上させることを目的に以下の特別賞を設置いたします。応募方法などは後日、自動運転AIチャレンジの公式HP等にてご報告いたします。

特別賞①:コミュニティ貢献賞・広報賞

目的:コミュニティでの活動や広報活動を奨励することを目的としています。
方法:SNSでの活動、及びイベントの開催を総合的に加味し、表彰者を決定します。
賞金:合計40万円

特別賞②:プレゼンテーション賞

目的:表彰式にて行われるプレゼンテーションをより発展的なものにすることを目的としています。
方法:参加者から募集をしてプレゼンテーションを行い、複数の軸から評価し、表彰者を決定します。
賞金:合計30万円

交流会について

本大会のコミュニティを活性化する目的で、6月21日(金)に交流会を実施いたします。大会参加者及びプレスの方がご参加できます。
  追記 交流会参加募集は締め切りました。たくさんのご応募を頂きまして誠にありがとうございます。
      大会への参加登録は引き続き募集しておりますので、お気軽にご登録ください。 大会参加登録は締め切りました。

開催概要

催事名:自動運転AIチャレンジ2024 交流会
日時 :2024年6月21日(金) 17:00~21:00 
会場 :シティサーキット東京ベイ
内容 :EVレーシングカート試乗会 
    近藤 豊氏による自動運転講演会
    立食パーティー
講師紹介:
近藤 豊
株式会社ティアフォー エンジニア、ROSCon JP実行委員、博士(工学)
著書「ROS2ではじめよう 次世代ロボットプログラミング」
https://gihyo.jp/book/2019/978-4-297-10742-0

運営体制

  • 主催:公益社団法人自動車技術会
  • 後援:東京⼤学⽣産技術研究所、東京大学モビリティ・イノベーション連携研究機構(UTmobI)、一般社団法人日本自動車工業会、一般社団法人日本自動車部品工業会、一般社団法人日本ディープラーニング協会、特定非営利活動法人ITS Japan
  • 特別協賛:          
  • 競技スポンサー:本競技の趣旨にご賛同いただき、物品や運営資金のスポンサーとしてご支援下さる企業・団体様を募集致しております。詳細は問い合わせ先までご連絡下さい。

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