TOP > バックナンバー > Vol.15 No.3 > 特集:ミュージアム探訪(日野オートプラザ編)
前回に続き、先人の知恵を知り、将来への技術発展へ寄与できることを目的とし、第2回目は日野オートプラザを編集委員で訪れた。人流・物流を支える商用車の技術を紹介したい。
東京都八王子市みなみ野に位置し、日野自動車の研修施設である21世紀センター内に併設されており、日野の歴史に沿って車両やエンジンを展示している(図1)。オートプラザには、創業当時の軍需産業技術から最新の技術まで時代を追って展示解説がされている。車両では日野自動車の原点となった純国産トラック1号のTGE-A型トラックをはじめ、ボンネットバスや第1回日本GPで優勝した乗用車、エンジンでは航空機用の星形エンジンから世界初のコモンレール式電子制御高圧燃料噴射システムを搭載したJ08Cエンジンまで、人流・物流を支えてきた技術がたくさん紹介されている(図2)。これらについての詳細は2章以降で紹介する。日野オートプラザではこれらの実物に触れながら(一部は本当に直接さわることもできる)、商用車の歴史・技術を学ぶことができる。喫茶店やミニカーの展示、グッズ販売もあるので家族連れでも楽しめる施設となっている。 休館日は隔週土曜と毎週日曜で、入場は無料で駐車場もある。不定期であるが、各種イベントも開催されている。オートプラザへのアクセスや詳細情報は、参考文献に記載されたURLを参照願いたい。
参考までに、日野自動車の歴史を示す(表1)。
取材当日の準備・案内・説明、記事作成に当たる資料提供などの協力をして頂きました、オートプラザの説明員と職員、日野自動車社員の方々にお礼を申し上げます。
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