国際交流

経済活動のグローバル化に伴い、環境問題や交通に関わる問題など、世界規模で抱える諸問題に対し、協調や協力を通じて解決・改善に向けた活動を行うことの重要性が非常に高まっています。
自動車技術会は、世界各国に存在する35(2023年1月現在)の自動車技術会組織(SAE)並びにその技術者・研究者と共に、自動車業界の発展・振興を支えるべく、技術の交流を通じた協調・協力の場を提供し続け、社会へ貢献してまいります。

国際会議

専門国際会議

自動車技術の様々な技術領域に特化した専門国際会議を定期的に開催しています。各専門領域における技術者・研究者が世界各国より集い、最新の研究成果を発表する場となっています。

主な専門国際会議

SETC、P,E&L、AVEC、FASTzero、EVTeC、CVT、BMD、内燃機関シンポジウム

総合国際会議

自動車技術に関する全領域を網羅する国際会議です。

FISITA World Congress

FISITA(国際自動車技術会連盟)に加盟する35か国(2023年1月現在)の自動車技術会組織が輪番で主催団体となり2年に一度開催される国際会議

APAC(アジア太平洋自動車技術会議)

アジア太平洋地域のSAEが中心となり2年に一度開催される国際会議

詳しくは「国際会議」を御覧ください。

学生の交流

学生安全技術デザインコンペティション

大学・大学院の学生チームが、独自に考案した安全問題解決のための技術アイデアを発表し、その斬新さや発展性、実用性などを競う大会です。
発表はスケールモデルを用いて行うため、アイデアだけでなく技術的な裏付けや十分な検証が要求されます。

自動車の安全技術に関するESV国際会議(International Technical Conference on the Enhanced Safety of Vehicles)のプログラムの1つとして国際大会が開催されています。
本会は国土交通省より依頼を受け、代表チームの選考を兼ねる日本地域大会の開催、支援金交付、代表チームの国際大会派遣支援を行っています。

詳しくは「学生安全技術デザインコンペティション」を御覧ください。

自動運転AIチャレンジ

本大会は、CASE、MaaSと呼ばれる新たな技術領域において、これからの自動車業界を牽引する技術者の発掘育成のための新たな取り組みとして2019年3月に初開催しました。

2022年度からは「インテグレーション」大会及び「シミュレーション」大会の年2回にわたり開催し、コンピューターサイエンス・AI・ソフトウェアや情報処理に関わる技術者・研究者・学生等のチャレンジの場、また学習の機会を提供し、有機的な繋がりを実現する場を目指しています。

オンラインを活用した大会には、海外からの参加者も多く見られます。

詳しくは「自動運転AIチャレンジ」を御覧ください。

学生フォーミュラ日本大会

Formula SAE Seriesに加盟している同大会は、国際ルールに基づいて開催されています。毎年、アジアを中心とする世界各国からチームが参加しており、大学生同士の交流の場となっています。

詳しくは「学生フォーミュラ大会」を御覧ください。

海外国際会議での発表支援

FISITA大会などで若手・学生を対象とした催事が併催される際に、主催団体からの依頼により発表者選考、並びに参加支援を行います。

海外団体交流

FISITA(国際自動車技術会連盟)について

ISITA は自動車技術の振興を目的に1947年にパリで開催された国際会議を機に創立された自動車技術者の国際組織です。(正式名はフランス語- Fédération Internationale des Sociétés d‘Ingénieurs des Techniques de l’Automobile/英語-International Federation of Automotive Engineering Societies)

現在35カ国の自動車技術会が加盟し、傘下におよそ200,000名の自動車技術者会員を擁する国際ネットワークです。産学官、自動車・モビリティ技術に関わるあらゆる技術者に対してグローバルな技術交流プラットフォームを提供し、技術・技術者・社会の将来にわたる発展・振興を支援しています。

最大の催事は、2年に1回開催される FISITA World Congress(FISITA大会)で、2,000名近くの技術者・科学者・企業役員が参加し、自動車技術のあらゆる領域にわたり、Paper発表などを通じて知識・情報の交流が行われます。自動車技術の総合国際会議として最も歴史のある大会です。
近年では、ブレーキ技術領域に特化した国際会議 EuroBrakeを開催しています。

各国自動車技術会の活動と同様、学生や若手技術者の育成支援にも力を入れると共に、コロナ禍を経て、オンライン講演会(フォーラム)等、オンラインやウェブサイトを通じたサービス提供を実施しています。

FISITA(国際自動車技術会連盟)と自動車技術会

自動車技術会は1960年にFISITAに加盟して以来、その主要メンバーとしてFISITAの役員・理事・委員会委員の派遣を通じて国際交流を推進しています。委員会活動を通じて他国の活動状況を共有し、特に新しい取り組みに関しては「Best practice」として情報共有するなど交流を深めています。

FISITA加盟国との連携

SAE International(米国)、CSAE(中国)、KSAE(韓国)、TSAE(タイ)など、FISITA傘下の各国との連携関係を推進しています。

詳しくは「専門分野別国際会議」を御覧ください。

展示会

自動車技術展

人とくるまのテクノロジー展は、1992年の横浜での初開催以来、約30年以上の時を経て国内では有数の展示会として認知されるようになりました。
最新の自動車技術と第一線の技術者・研究者が集う展示会として、出展社・来場者共に高い評価をいただいています。
現在では国内企業に加え、主要グローバルサプライヤを中心に、駐日大使館などの国や自治体単位での出展なども加わり、国際色豊かな展示会となっています。

詳しくは「人とくるまのテクノロジー展」を御覧ください。

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