会誌「自動車技術」2024年9月号 発行のお知らせ
出版物のご案内
<特 集>循環型社会と車両リサイクル技術
日本の自動車業界では循環型社会形成のために、2005年から自動車リサイクル法が施行され、3R(リデュース・リユース・リサイクル)活動が推進されてきました。一方、欧州では「サーキュラーエコノミー」という、環境だけでなく経済活動を含めた循環型社会の考え方が提唱され、日本でも取り組みを始めています。本号ではサーキュラーエコノミーの観点から、自動車の車体造りに関わるリサイクル技術を紹介いたしました。是非ご覧ください。
会誌「自動車技術」は電子版で発行しています。パソコン、タブレット、スマートフォンからお読みください。
<目次>
●総括展望
- 成長志向型の資源自律経済戦略と今後の資源循環経済政策
- 先進事例にみるサーキュラーエコノミーへのビジネスアプローチ
●自動車メーカの取組み
- 自動車のサーキュラーエコノミーの実現に向けた材料開発
- サーキュラーエコノミー実現に向けた、使用済み自動車プラスチック廃材の水平リサイクル技術取組み紹介
- トヨタ サーキュラーエコノミーの実現に向けた電池3Rの取組み
●自動車の各構成部品のリサイクル
- 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)リサイクル材の評価技術
- ブリヂストンが進めるサーキュラーエコノミーを軸としたビジネス戦略
●リサイクル トレーサビリティ
- ブロックチェーンを活用したトレーサビリティ,バッテリーパスポートに向けた取組み
●異業種
- 「つくる技術」と「つながる技術」で革新するサーキュラーエコノミー
- 豊富産業グループの航空機リサイクル:持続可能な未来への挑戦
<ホットトピックス ~旬な話題を集めました>
- リン酸鉄リチウムイオン電池を用いた1D 車両システム解析用バッテリ劣化予測モデルの構築
- 音源の視覚情報が交通騒音のうるささ評価に及ぼす影響から考えられる聴覚情報の評価における視覚情報提示の必要性
- 交通信号機の自律分散制御に向けた取組み
- 海水から水素を製造する高耐久性卑金属合金電極の開発
- 加熱とせん断による修復が可能なコロイド結晶エラストマの創製
- 車両開発の生産性向上/品質不具合ゼロを実現するCAD業務自動化ソリューションの活用─ダイハツ工業株式会社導入事例─
<連載記事>
【技術の窓】
インドにおけるものづくり
市野 一夫氏(スズキ)
【超の世界】
原子分解能磁場フリー電子顕微鏡
柴田 直哉氏(東京大学 大学院工学系研究科)
【スポットライト】
路車協調システムを活用した自動運転運行支援 ─車載センサで把握困難な道路状況を路側カメラ映像から分析しローカル5Gで伝送─
戸澤 信之氏・小島 佑太氏・渡邊 菜摘氏(日本電気)
【標準化活動レポート】
低速自動運転の遠隔支援(RS-LSADS)規格開発
渡辺 仁氏(ヤマハ発動機)
【匠の技】
モノづくりの原点,織機を操る
影山 幸範氏(エニシング)
【学生フォーミュラの日々 そして 今】
失敗から学ぶこと
村上 達亮氏(ヤマハモーターハイドロリックシステム)
【いつだって 閑話休題~モータースポーツ寄り道、わき道、まわり道~】
第2回 アクシデントとインシデント
段 純恵氏(モータースポーツライター)
【みんなのモーターサイクル工学講座】
原動機のひみつ
監修:みんなのモーターサイクル工学講座制作委員会
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