トラフィックセイフティ部門委員会

1.活動目的

 第11次安全基本計画において、24時間以内死者数を2,000人以下、重傷者数を22,000以下とする目標が示された。現状とは大きく離れた数値目標であり、これまで以上に、各対象事故への効果的な安全対策が必要となっている。特に、高齢者、子供の安全確保、歩行者、自転車の安全確保、先端技術の活用促進が大きな課題である。また、国内外において、自動運転車の公道での実証実験が進んでいる中で国内では物損事故、人身事故が発生していると報告されており、自動運転特有の交通事故についても検討が必要である。
 本委員会では、新たな視点での現状分析と対策検討が必要と考え、社会情勢や技術開発の変化を俯瞰的に踏まえた効果的な交通安全の取り組みを模索することとする。

2.委員長・幹事(2024-25年度)

委員長 今長 久(一般財団法人日本自動車研究所)
幹事
  • 黒羽 由幸(本田技研工業株式会社)
  • 縄田 雄美(トヨタ自動車株式会社)

3.主な対象分野・事項

  • 衝突安全/火災安全/予防安全/統合安全
  • 救命救急/乗員保護/歩行者・2輪乗員保護/交通弱者保護
  • 事故回避/衝突予知
  • 後方衝突/側方衝突/前方衝突
  • ドライブレコーダ/EDR
  • 歩行者検知/保護
  • 被害軽減ブレーキ/警報
  • 事故通報システム(ACN)
  • 道路環境認識
  • 高齢者耐性/高齢者運転特性

4.活動内容

1) 社会情勢の変化に伴う事故の発生状況の把握や将来展望、2) 各対象事故に対する事故予防・被害軽減の問題点・課題の抽出、3)各方面における安全対策策定に係わる情報交換などを検討課題として、部門委員会活動を展開する。

5.技術のロードマップ

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