令和2年度 経済産業省 産業標準化事業表彰 本会推薦者が受賞

PR-20012

このたび、本会推薦者が令和2年度産業標準化事業表彰を受賞しました。

産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)は、標準化活動や適合性評価活動などに貢献し、国際標準化・産業標準化に顕著な功績のあった個人及び組織に対して経済産業大臣表彰を行うことにより、我が国産業の発展に資することを目的としています。

産業標準化貢献者及び国際標準化奨励者表彰(産業技術環境局長表彰)は、我が国における国際標準化・産業標準化・適合性評価活動の発展、我が国の国際標準化を推進するための規格の作成等の活動に貢献し、かつ、今後とも継続的に同分野における活躍が期待されると認められる方に対して産業技術環境局長表彰を行うことにより、我が国産業の発展に資することを目的としています。

表彰
産業標準化事業表彰(経済産業大臣表彰)
受賞業績
ISO/TC22(自動車)/SC38(モーターサイクル&モペッド)の国際議長を3年間にわたり務め、特に、国際標準を制定する際、二輪車を適用範囲(スコープ)に加える際のプロセスを2017年TC22総会で決議し、今後増加する先端技術を最適な形で二輪車へ取り込むことを可能とした功績は大きい。また、同SCのWG3(二輪機能安全)コンビーナとして自らSC32/WG8(機能安全)にプロジェクトリーダーとして参画し、二輪車の機能安全に特化した規格開発を主導するなどその功績は大きい。
受賞者

中沢 健 (本田技研工業株式会社/TC22/SC38議長/自動車技術会二輪部会)

表彰
産業標準化貢献者及び国際標準化奨励者表彰(産業技術環境局長表彰)
受賞業績
ISO/TC22(自動車)/SC31(データ通信)/WG3(車両内通信分科会)においてクロック拡張ペリフェラルインターフェース(CXPI)に関する国際規格の制定・改正にプロジェクトリーダー及びエキスパートとして、3年にわたり当該WGの議論をリードした。こうした活動を通じて、ヒューマンマシンインタフェースシステム系に係るワイヤハーネスのコスト削減による日本メーカーの市場優位性の確保及び国内自動車業界全体の発展に貢献した。
受賞者

金子 尚司 (株式会社デンソー/TC22/SC31 & SC31/WG3エキスパート/自動車技術会多重通信ダイアグ分科会)

表彰
産業標準化貢献者及び国際標準化奨励者表彰(産業技術環境局長表彰)
受賞業績
ISO/TC22(自動車)/SC38(モペッド&モータサイクル)/WG2(電動二輪車)において、日本提案「電動二輪充電時安全要件」(ISO18246)のプロジェクトリーダーとして審議をリードし、日本の主導的立場を確立し、制定に結びつけた功績は大きい。また、充電器側の規格もIECに新規提案し、プロジェクトリーダーとして日本主導に貢献するとともに、ISO及びIEC間のリエゾンオフィサーとして両者の連携を通じて電動二輪車の充電安全確保に大きく貢献した。
受賞者

高橋 宏行 (ヤマハ発動機株式会社/TC22/SC38/WG2エキスパート/自動車技術会電動二輪分科会)

表彰
産業標準化貢献者及び国際標準化奨励者表彰(産業技術環境局長表彰)
受賞業績
ISO/TC204(高度道路交通システム(ITS))/WG3(ITSデータベース技術)における基本的な地理データファイル(GDF)の国際標準化活動において中心的となって貢献した。特にISO20524(地理データファイル5.1, 2020年発行)ではプロジェクトリーダーとして、GDFと日本デジタル道路地図協会の地図データ記述標準方式との親和性を高めるために、効率的な処理を可能にする拡張方式を提案し、国際的な合意形成に成功したその功績は大きい。
受賞者

畑山 満則 (京都大学 防災研究所/TC204/WG3/SWG3.1エキスパート/自動車技術会ITSデータベース技術分科会)

お問い合わせ

(公社) 自動車技術会 担当:島田 鹿目(かのめ)

TEL: 03-3262-8219 / FAX: 03-3261-2204 / E-mail: press@jsae.or.jp

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