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パブリカUP10

  • パブリカUP10

小型車クラスでは加速性・乗心地・耐久性などハイレベルの基本性能とスペースを確保し、軽量かつ安価で取扱の容易なFR小型大衆乗用車。計画の着手から生産開始までに6年の長期を要した。発売後、3年余で、20万台を突破する快記録を打ち立て、日本のモータリゼーションの幕開けの役を果たす。
発売キャンペーンとして車名の公募を行い、108万通の応募があり、パブリカと命名する。価格は、東京渡しで38万9千円。
(性能)
空冷水平対向2気筒700ccエンジンに4段変速のトランスミッションを採用、軽合金ダイカスト部品やプラスチック部品の多用などにより軽量化を達成し、このクラスとしては高いレベルの最高速度、加速性を確保。
また、フロントエンジン、リアドライブの採用で、前後輪の重量配分をよくし登坂力を向上。
(乗り心地)
日本で初めて、6.00-12タイヤを採用。フロントサスペンションにはスタビライザー付きトーションバー式、リアサスペンションには半楕円板バネ式を用いる。両サスペンションは、前後共にショックアブソーバを備える。

保管場所 トヨタ博物館 (〒480-1131 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番100号)
製作(製造)年 1961
製作者(社) トヨタ自動車工業株式会社
資料の種類 量産品
現状 展示(静態)・公開
車名 / 製作
車名
パプリカ
モデル名
UP-10
会社名
トヨタ自動車工業株式会社
製作年
1961
車種・用途
乗用車
実車所在/模型
トヨタ博物館
型式 / 重量
スタイル
セダン
ドア数
2ドア
乗員
4名
車両重量
580kg
車両総重量
800kg
車体 / 寸法
構造
ボデー一体構造
バンパー
スチール
ステップ
なし
全長
3,520mm
全幅
1,415mm
全高
1,380mm
タイヤサイズ
6.00-12 2P
車体 / 車軸 / 操縦 / 付属
フレーム
なし
前軸
ウイッシュボーン、ボールジョイントトーションバー
後軸
半浮動式パンジョー
軸距
2,130mm
前トレッドx後トレッド
1,203×1,160mm
ステアリング
ウォーム&セクターローラー
ダンパー
油圧複動筒型(前後)
スタビライザー
トーションバー式(前)
特徴
後:非対称半楕円板ばね
機関 / 寸法 / 出力
冷却/気筒配列
空冷/水平対向2気筒(U型)
弁機構
OHV(サイドバルブ)
気化器
下向一連 ダイヤフラム式ポンプ
内径x行程
78mm×73mm
排気量
697cc
点火系
遠心ガバナ、真空進角
最高出力/回転数
28PS/4,300rpm
最大トルク/回転数
5.4kgm/2,800rpm
過給機
なし
燃料タンク容量
25L
特徴
圧縮比 7.2
ハイブリッド
ハイブリッドシステム形式
なし
駆動系
変速機
前進4段、後進1段
駆動方式
FR
性能
モード燃費
-
その他事項最低地上高:170mm;前照灯:50/40W 2個;ワイパー:電動式左右運動;足ブレーキ:油圧4輪制動 前輪2L,後輪L;手ブレーキ:機械式2輪制動;最終減速;3,890(ハイボイオギヤ);2・3・4速シンクロメッシュ;最高速度:110km/h(推定);燃費率:24km/L(舗装平坦路最大荷