保管場所 | (株)いすゞ中央研究所(〒252-8501 神奈川県藤沢市土棚8番地) |
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製作(製造)年 | 1984 |
製作者(社) | いすゞ自動車株式会社 |
資料の種類 | 量産品 |
現状 | 使用中・公開 |
名称 / 製作 |
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装置構成 | 1.アクチュエータユニット:クラッチ及びトランスミッション制御用一体型油圧式ユニット 2.パワーユニット:自己圧力制御機能付きアキュムレータ一体型油圧ポンプユニット 3.コントロールユニット:大型セラミックス4層基板にちっぶ素子のサーフェースマウントを採用した超小型ECU 4.HASユニット:専用電磁弁を採用した坂路発信補助装置 5.インジケータユニット:シフト位置、ギヤ位置の表示及びシステム警報ランプ、故障コードのデジタル表示ユニット |
効能 |
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エピソード・話題性 | マニュアルトランスミッションを電子制御により完全自動化した世界初の全自動5段変速機として自動車業界のみならず、油空圧、機械、エレクトロニクス各業界から賞賛された。 |
特徴 | 従来のマニュアルトランスミッション、乾燥単板クラッチを用い、ベテランドライバーの運転操作や感覚を人間工学的に解析し、人間が手足で行う運転動作の大部分を電気-機械系に置き換え、場合によっては人間以上の操作を行うシステム。 1.自動変速、手動変速が選択可能 2.燃費がよく、バラつきが少ない 3.初心者でもM/Tの運転が容易 4.クリープな安全性が高い 5.自動変速車で押しがけが可能 |
参考文献 | 1.渡部 陽、窪田昌史、畔柳楯三、斉藤英夫、木島栄一他「いすゞアスカ用イージードライブシステムの開発(特集)」いすゞ技報Vol.72、1984 2.畔柳楯三他「マイクロコンピュータによる機械式クラッチ及びトランスミッション制御」自動車技術会<駆動系の計測と制御>シンポジウム、1984 3.A. Watanabe、J. Kuroyanagi、H. Saito、T. Hattori「Isuzu New Transmission Control System」、JSAE Review、1984-11 4.A. Watanabe、J. Kuroyanagi、T. Hattori「Microcomputer Mechanical Clutch and Transmission Control」、SAE Paper、No. 840055 5.秋間秀夫他 富士通技報「FUJITU」Vol. 35、No.3、 1984 |
その他事項 | 設計者(代表):石原正紀;協力者:富士通㈱、㈱ゼクセル;実写所在:㈱いすゞ中央研究所;装置電源:12V;作動油:NAVI専用オイル;作動油圧:3.7~5.0MPa;クラッチアクチュエータ推力:1373N以上;シフトアクチュエータ推力:343N以上;セレクトアクチュエータ推力:98N以上;コントロールユニット:8ビットマイコン(RAM192バイト、ROM 8kバイト)、入出力55回路;エンジン:4ZC1(ガソリン、1.994L);クラッチ:乾燥単板(直径215mm);トランスミッション:MTA型5速TM;駆動方式:前輪駆動(FF)方式;シフトパターン:パワーレンジ付きHパターン |