乗用車 Part 1
タクリー号
アロー号
三菱A型
オートモ号車
ダットサン 11型フェートン
ローランド(筑波)号
くろがね製 95式軍用四輪起動車
トヨダAA型
オオタ OD型
ニッサン乗用車70型
たま電気自動車
トヨペットSA型
いすゞヒルマンミンクスPH10型
ダットサンDB-5型
日野ルノー PA型
プリンスセダン AISH-2型
スズライト SS
トヨペットクラウンRS型
乗用車 Part 2
プリンススカイラインALSID-1型
スバル360 K111型
オースチンA50ケンブリッジサルーンB131型
マツダR360クーペ
三菱500 A10型
ニッサンセドリックG30型
パブリカUP10
日野コンテッサ900 PC10
ブルーバードP311型
いすゞベレルPSD10型
ダットサンフェアレディ SP310型
マツダキャロル360
ホンダ スポーツS500
いすゞベレット1600GT PR90型
トヨペットコロナRT40
プリンススカイライン2000GT S54型
ホンダ RA271
マツダファミリア800セダン
三菱デボネア
乗用車 Part 3
スズキフロンテ800
トヨタスポーツ800 UP15
トヨペットコロナハードトップ RT50
日野コンテッサ 1300クーペPD300型
カローラ KE10
スバル1000 A12
ダットサンサニー B10型
ニッサン シルビアCSP311型
プリンスR380-型I
トヨタ2000GT
トヨタセンチュリーVG20D
ニッサンプリンスロイヤル S390P-1型
ホンダ N360
マツダコスモスポーツ
いすゞ117クーペPA90型
ダットサンブルーバードP510型
ニッサンフェアレディZ432 PS30型
ホンダ 1300セダン
乗用車 Part 4
ニッサンチェリー PE10型
ホンダ シビック
スバル レオーネ4WDセダン
ダイハツシャレード
スズキ アルト
ダイハツミラクオーレ
マツダファミリア(初代FF)
スバル レオーネ・ワゴン
トヨタ ソアラ
三菱パジェロ(2300ディーゼルターボ)
トヨタMR2
ニッサンセドリック・シーマFPY31型
マツダユーノスロードスター
レクサス LS400
ホンダ NSX
ホンダビート
乗用車 Part 5
スズキ ワゴンR
ホンダ オデッセイ
ダイハツ ムーブ
三菱 ギャラン
トヨタ プリウス
スバル インプレッサ WRX STI
日産 ハイパーミニ
ダイハツ コペン
ホンダ FCX
ダイハツ タント
トヨタ ハリアーHV
トヨタ 福祉車両
マツダ RX-8ハイドロジェンRE
NISSAN GT-R
スズキ ワゴンR/ワゴンRスティングレー
Honda インサイト
三菱 i-MiEV
スズキ 新型スイフト
日産 リーフ
レクサスLFA
ダイハツ ミライース
トヨタ プラグインハイブリッド
スズキ ハスラー
三菱 アウトランダーPHEV
スズキ アルト/アルト ラパン
ダイハツ コペン(2代目)
トヨタ MIRAI
マツダ ロードスター
日産 セレナ
バス
山羽式蒸気バス
スミダM型バス
日野T11B+T25型トレーラーバス
いすゞBX91型バス
民生 リヤエンジンバス
日野BD型バス(ブルーリボン)
民生エアサスペンションバス
三菱エアロバス MS725
日野HU1J型ディーゼル・電気ハイブリッドバス
三菱ふそう MBECS
いすゞ 大型観光バス ガーラ
日産ディーゼル 大型低床路線バス
トヨタ IMTS
日野 ポンチョ
日野 ポンチョEV
いすゞ大型路線バス エルガ
日野 メルファPHV
トラック
TGE-A型 軍用保護自動貨車
ウーズレーCP型トラック
ダイハツ三輪車第1号車(HA型)
マツダDA型三輪トラック
いすゞTX40型トラック
トヨダトラックG1型
ニッサントラック80型
いすゞTX80型トラック
みずしま3輪 TM3A
日野TH10型トラック
ダットサントラック120型
トヨエースSKB
ダイハツミゼットDKA
日野TC10型トラック
ジュピター T10型
いすゞエルフTL151型トラック
ダイハツハイゼットL-35
スバルサンバー
日産ディーゼル コンドル
三菱ふそう スーパーグレート
いすゞ ギガ
いすゞ フォワード・Smoother-F
日産ディーゼル クオン
日野 デュトロ
日野 プロフィア
三菱ふそう キャンター エコ ハイブリッド
UDトラックス クエスター
日野 小トラEV(宅配用途)
日野 プロフィア COOL Hybrid
いすゞ新型ギガ
二輪車
NS号 オートバイ
アサヒ号 AA型 二輪車
陸王大型オ-トバイ
メグロ号 Z97型 オ-トバイ
シルバーピジョン(スクーター)
ラビットスクーター
ホンダ A型
ホンダ ドリームD型
ライラックML
ホンダ カブF型
ヤマハ 125 YA-1型
ホンダ スーパーカブC100
ヤマハスポーツ YDS-3
カワサキ650-W1
ヤマハトレール250
ホンダ ドリーム CB750
スズキ GT750
カワサキ900 Super Four
スズキ RE-5
ホンダ ゴールドウイングGL1000
ホンダ ロードパル
ヤマハパッソルS50
スズキ RG250Γ
スズキ GSX-R750
カワサキ Zephyr
ヤマハ YP250マジェスティ
ヤマハ YZ400F
スズキ ハヤブサ
ホンダ VFR800FI
ホンダ ジョルノクレア
カワサキ Ninja ZX-12R
スズキ チョイノリ
カワサキ Vulcan 2000
スズキ GSX-R1000
Honda ゴールドウイング<エアバッグ>
Honda DN-01
Honda CBR600RR<ABS>
Honda CBR1000RR<ABS>
Ninja ZX-10R 適応型トラクションコントロール
Honda VFR1200F Dual Clutch Transmission
Ninja H2R スーパーチャージドエンジン
スズキ GIXXER(ジクサー)
ヤマハ TRICITY MW125
ヤマハ YZF-R1M
ヤマハ E-Vino
シャシー
トヨペットSAのサスペンション
ラック&ピニオン操舵装置
トヨタ2000GTのブレーキ
エレクトロアンチロックシステム(プレジデント搭載)
スバル レオーネの2系統ブレーキ
モノクロサスペンション
フットセレクター(スカイラインR30搭載)
電子制御4W・ALB
スバル レオーネの電子制御エアサス
HICAS
プレリュード 4WS
マツダ車速感応型4WSシステム
車両安定制御システム
REAS / X-REAS
ヤマハパフォーマンスダンパー
気筒休止エンジン対応アクティブ振動騒音制御装置
4輪アクティブステア(4WAS)
TMAX用 ヤマハパワービーム
ダイレクトアダブティブステアリング
車体
モノコックボディ
NSXボディ構造
鉛フリーカチオン電着塗料
魂動-Sould of Motion
1.2GPa級高成形性超ハイテン材
変速機・駆動系
トヨグライド(2速半自動AT)
等速ジョイントの実用化
スバル レオーネ4WD
電子制御式4速AT
FCT(フィンガーコントロールトランスミッション)
NAVI-5(電子制御式自動5段変速機)
ECVT(スバルジャスティ搭載)
フルレンジ電子制御5速オートマチック(セドリックY31搭載))
INVECS-ⅡスポーツモードA/T
ESCOT(電子制御式変速操作装置)
エクストロイドCVT
内製 CVT金属ベルト
エクストロニックCVT
スムーサーEオートシフト(電子制御式オートメイテッドマニュアルトランスミッション)
SH-AWD
インプットリダクション方式3軸CVT
独立型トランスアクスル4WD
Toyota Stop&Start System
リニアトロニック(チェーン式CVT+4WD・縦置きトランスミッション)
アルミ押出し材製リヤロアアーム
S-AWC(Super All Wheel Control)
SPORT HYBRID i-MMD
ドライバビリティと使い勝手を向上させたAMTの開発
ESCOT-Ⅵ(電子制御式変速操作装置)
ガソリン・天然ガスエンジン
水平対向エンジンEA52 (スバル1000等搭載)
ダイハツオイルマチック
ロータリエンジン 10A 型
ECGI(電子制御式ガソリン噴射装置)
CVCCエンジン
EA-71
12T(TGP)(希薄燃焼エンジン)
マツダSCSエンジン(TC)
三菱MCA-JET(G11B)
Z18
L20ET
4AELUエンジン(トヨタカリーナFF4ドアセダン搭載)
水平対向エンジン“BOXER”(水平対向4気筒ガソリンエンジン)
ホンダNR(RC40E)
自動車用ミラーサイクルエンジン
VQエンジン
4G93(筒内噴射ガソリンエンジン:GDI)
NEO QG18DE
RENESIS(サイド排気ポート方式ロータリエンジン)
ホンダ 可変シリンダー(V6 3.0L i-VTEC)
いすゞ 圧縮天然ガスエンジン
VVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)
スバルBOXERエンジン(水平対向4気筒ガソリンエンジン)
低価格・低環境負荷を実現した高速めっきシステムの開発と実用化
いすゞ大型トラック用圧縮天然ガスエンジン6UV1-TCN
ディーゼルエンジン
KD2,3
DA40
いすゞD920型ディーゼルエンジン
PD6(T)型直6
6BB1
日野EP100型インタークーラー付きターボ過給式エンジン
ダイハツCLエンジン
コモンレールECD-U2
三菱ふそう MIQCS燃焼システム
日産ディーゼル GE13
小型トラック用ハイブリットシステム
スバル ボクサーディーゼルエンジン(水平対向4気筒ディーゼルエンジン)
商用車用新中型ディーゼルエンジン「A05C」
排出ガス浄化装置
三元触媒システム
NOx吸蔵還元型三元触媒
スーパーインテリジェント触媒
触媒早期活性化システム
尿素SCRシステム(FLENDS)
コンバインドEGRシステム
超低貴金属触媒
尿素水を必要としない中小型ディーゼル車用NOx、PM後処理システム
生産技術
コーテッドサンド鋳造(シェルモールド法)
かんばん方式
アニオン電着塗装
CAD-1
セラミック・ターボチャジャー
バナジウム添加耐熱鋳鉄
アクスルハウジングのFCD化
表面処理技術「SixONy(シクソニィ)」
アクアテック塗装
ハイブリッド用 リチウムイオンバッテリー
レーザースクリューウェルディング
ミラーボアコーティングによるライナーレスシリンダブロック
インテリジェントレーザーブランキングシステム(ILBS)
電子制御システム検査 LET(Line End Tester)システム
燃料電池車用 フルSiC昇圧コンバーター
ハイブリッドモーター用 重希土類フリーネオジム磁石
四輪車体組立における高効率セル生産方式(ARC)
安全
トヨタクラウンオートドライブ
レジェンド エアバック
レーザレーダ追突警報装置
運転注意力モニタ MDAS
EBS(電子制御ブレーキシステム)
THUMS
レーンキープサポートシステム
インテリジェント ナイトビジョン
インテリジェントクルーズコントロール
ドライバーモニター付PCS
インテリジェントアラウンドビューモニター
インテリジェントペダル(ディスタンスコントロールアシスト)
先進視覚サポート技術「VAT」
運転支援システム「EyeSight Ver.2」
スマートアシスト
踏み間違い衝突防止アシスト
トラフィックアイブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)
プリクラッシュセーフティシステム(PCS)[衝突被害軽減ブレーキシステム]
情報
ドライブガイドシステム(スカイラインR30搭載)
ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ
バードビュー®ナビゲーションシステム
ホンダ・インターナビ
カーウイングス
インターナビ・プレミアムクラブ
みまもりくんオンラインサービス
G-BOOK alpha
スマートフォンアプリ「SmartRiding(スマートライディング)」
環境
バンパー・トゥ・バンパー リサイクル
ECO(エコ)ペダル
SKYACTIVE TECHNOLOGY
新規樹脂を用いた高外観な自動車内装用材着樹脂部品の開発
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シャシー
気筒休止エンジン対応アクティブ振動騒音制御装置
気筒休止エンジン対応アクティブ振動騒音制御装置
エンジンの燃費向上のための新技術の一つとして、高速道路走行時などの一定速あるいは減速において、V6エンジンの片バンク3気筒の吸排気バルブを閉じ燃焼を停止することで、ポンピングロスを軽減し燃費性能を大幅に向上させる気筒休止技術がある。しかしこの技術は燃費性能を向上させる一方、振動騒音性能が大幅に悪化するという問題を持つ。特にV6エンジンの静粛性を期待するユーザーにとって6気筒状態から3気筒状態に移った際の商品性は耐え難いものがある。
本技術の特徴は、この気筒休止技術を搭載したV6エンジンにおいて、気筒休止状態で走行しているということをユーザーに感じさせない振動騒音商品性を確保するために、アクティブエンジンマウントシステムおよびアクティブノイズコントロールシステムを、標準装備と出来る安価なシステムとして量産化することを可能にした点である。アクティブコントロールエンジンマウントは荷重センサを必要としない全く新しい制御技術とリニアソレノイドタイプのアクチュエータを開発し適用した。アクティブノイズコントロールは演算量を大幅に削減する制御アルゴリズムを構築し安価な1チップマイコンで実現すると共にオーディオシステムとのシステム統合により実用化した。その結果、燃費と振動騒音商品性を非常に高いレベルで両立することを可能とし、日本国内のみならず北米にも展開され多くの車輌に搭載されている。
保管場所
上市車両に搭載中(インスパイア、エリシオンV6、USオデッセイ、他に搭載)
製作(製造)年
2003
製作者(社)
本田技研工業株式会社
資料の種類
2003年モデルインスパイアのカタログなど
現状
量産中
型式
通称名
アクティブコントロールエンジンマウント / アクティブノイズコントロール
技術用途
気筒休止機構による大幅な燃費性能の向上と気筒休止を乗員に意識させない高品位なV6エンジンの振動騒音商品性能の両立
適用車種
2003インスパイア・2004エリシオン(V6)・2005USオデッセイ・2005USアコードIMA
2006PILOT・(2005レジェンド)
製作年
2003
実用化年
2003
設計者
井上敏郎・松岡英樹・佐野久
協力者
根本浩臣・三笠哲雄・高橋彰・箕輪聡
装置構成
エンジンECU(エンジン制御情報)・マウントコントロールユニット・アクチュエータ付きエンジンマウント
ノイズコントロールユニット・オーディオシステム・室内音検出用マイクロホン
性能機能
アクティブエンジンマウントは、クランクパルスとTDCパルスからエンジン振動を推定し、それを基に車体へのエンジン振動伝達が低減するような信号をコントロールユニットで生成し、その信号を用いてエンジンマウントに仕込まれたソレノイドアクチュエータを駆動する。これにより、エンジンマウントからの振動に起因するステアリングの振動や室内音を低減する。
アクティブノイズコントロールは、エンジン回転パルスと車室内に配置したマイクロホンからの室内音信号を基に室内音を低減する打ち消し信号をコントロールユニットで生成し、その信号を用いてオーディオ用のスピーカを駆動する。これにより、吸気音・排気音や駆動系からの振動伝達に起因する室内音を低減する。
これらを組み合わせて気筒休止エンジンに適用することで、燃費性能と振動騒音商品性能の両立を実現した。
効果
本システムの適用により、気筒休止(3気筒走行)時の室内こもり音や車体振動を大幅に低減でき、ユーザーは気筒休止状態か、V6状態かを意識することなく、走行することが出来るようになる。
エピソード・話題性
本技術は、研究当初こそ性能を優先にした技術開発でありましたが、実際に量産車への適用という点では、常に、コストとの戦いでありました。結果的には、コストを下げることがシステムの価値を上げることに繋がり、更に軽量化や省エネという時代のニーズとマッチすることで量産車への標準適用が実現され、長年の研究に報いることが出来ました。また、エンジン開発関係者からは、『振動騒音屋が燃費を出してくれた』と歓迎してもらいました。
話題性:
2004年自動車技術会開発賞受賞
2005年音響学会技術開発賞受賞
特徴
アクティブエンジンマウントは、センサーを用いない振動推定制御を新規に開発し、安価なソレノイドアクチュエータと組み合わせることで実現した。アクティブノイズコントロールは、従来DSPなど高価な演算プロセッサを必要とした制御技術に対し、エンジンこもり音の特徴から大幅に演算量を削減する制御アルゴリズムを構築し、それを安価なマイコンで実現した。更に、オーディオシステムとアンプやスピーカを共用することを実現した。これらにより、量産車両に標準適用することが可能となった。
参考文献
ホンダテクニカルレビュー2003年秋号
自動車技術会2003年秋季大会前刷集
2004年SAE World Congress前刷集
Active2004前刷集
2005年音響学会秋季大会前刷集
紹介
燃費を高める可変シリンダーシステムを採用したV6エンジンを搭載した新型車両に対し、気筒休止時の振動騒音の対策技術としてアクティブコントロールエンジンマウント技術とアクティブノイズコントロール技術を標準装備として適用することで、燃費性能と商品性能を高次元で両立した。