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VQエンジン

  • VQエンジン

1994年に、2.0L~3.0Lをカバーする新設計エンジンとして登場。シリンダブロック、ヘッド、チェーンケースなどの部品の多機能化による小型化と軽量材料の使用により、従来エンジンに対し約50kgの軽量化と4気筒エンジン並のサイズを実現した。軽く滑らかに吹け上がるエンジンとして好評を得、1995年に開始された米国ワーズ社のワーズ「10ベストエンジン」賞(Ward's 10 Best Engines) を、世界で唯一14年連続受賞した。

保管場所
製作(製造)年 1994
製作者(社) 日産自動車株式会社
資料の種類 量産品
現状 市販中
型式 / 製作
型式
VQ20DE, VQ25DE, VQ30DE, VQ30DET, VQ23DE,
VQ25DD, VQ30DD, VQ25HR, VQ35HR, VQ37VHR, VQ40DE
種類
ガソリン
会社名
日産自動車株式会社
通称名
VQエンジン
搭載車種
シーマ、フーガ、スカイライン、フェアレディZ、エルグランド、
ティアナ、セフィーロ、マキシマ、セドリック、グロリアなど
諸元
シリンダ配列・数
V型6気筒
(以下、フーガ(VQ37VHRエンジン搭載車)について記載)
サイクル/冷却方式
4サイクル/水冷
弁型式/数
DOHCチェーン駆動,吸気2排気2
燃焼室
ペントルーフ形
総排気量
3,696cc
内径×行程
95.5×86.0mm
圧縮比
11.0(無鉛プレミアム)
点火システム
フルトランジスタ式,バッテリ点火
性能
最高出力
245kW/7000rpm(ネット)
最大トルク
363N・m/5200rpm(ネット)
燃料消費率
8.9~9.4km/L
エピソード・話題性米国ワーズ社の「10ベストエンジン」賞を受賞 −世界で唯一、14年連続の受賞−
特徴1994年にVQ30DE、VQ25DE、VQ20DEを開発し、マキシマ、セフィーロ(A32)に搭載、1995年にはVQ30DETをラインナップに加え、セドリック、グロリア(Y33)へ搭載した。
2001年にはすべての部品の新設計に加え、電子制御式連続可変バルブタイミングコントロールにより、高出力と低燃費を実現。吸排気系部品の通気抵抗低減などにより、さらなる高出力、高レスポンスを実現した。
また2007年では、VVEL(エンジンバルブ作動角・リフト量連続可変システム)の採用により、燃費・排気・動力性能の3性能を大幅に向上させ、スカイラインクーペ(V36)に搭載した。
参考文献日産自動車ホームページ、日産技報 No.35 (1994-10)