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水平対向エンジン“BOXER”(水平対向4気筒ガソリンエンジン)

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高性能と低燃費を実現し、静粛性に優れ、軽量でコンパクトな水平対向エンジンとして以下の技術を採用した。
・シリンダブロックをアルミダイカスト製とし、クランクシャフト軸受を5ジャーナル化による高剛性でコンパクトなエンジンを実現した。
・全機種を4バルブ化しHLAを採用、吸排気効率の向上とメンテナンスフリー及び静粛性の向上を図った。
・動弁構造は実用性能の向上を図ったEJ18はSOHC、性能向上を図ったEJ20ではDONCの動弁構造を採用した。
・左右のシリンダヘッドのカムを1本のタイミングベルトで駆動、オートテンショナ―採用と水ポンプ同時駆動により、軽量とコンパクト化を実現した。

保管場所
製作(製造)年 1989
製作者(社) 株式会社SUBARU
資料の種類 量産品
現状 量産中
型式 / 製作
型式
EJ18/EJ20
種類
ガソリン
会社名
株式会社
SUBARU
搭載車種
レガシィ
製作年
1989
諸元
シリンダ配列・数
水平対向4気筒
サイクル/冷却方式
水冷4サイクル
弁型式/数
4バルブ(吸気:2バルブ、排気:2バルブ)
燃焼方式
自然吸気(EJ18、EJ20)及びターボ過給(EJ20)による予混合、点火プラグ着火
総排気量
1,820cc/1,994cc
内径×行程
87.9×75.0mm/92.0×75.0mm
圧縮比
9.7(自然吸気:EJ18、EJ20共通)/8.5(ターボ過給:EJ20)
点火システム
点火プラグ
性能
最高出力
110PS/6,000rpm(EJ18)
150PS/6,800rpm(EJ20 自然吸気)
220PS/6、400rpm(EJ20ターボ過給)
最大トルク
15.2kg・m/3,200rpm(EJ18)
17.5kg・m/5,200rpm(EJ20 自然吸気)
27.5kg・m/4、000rpm(EJ20ターボ過給)
装置
過給機形式
水冷式大容量型ターボチャージャー
インタークーラー
水冷インタークーラー
その他可変吸気コントロール(EJ20自然吸気)
特徴EJ18/EJ20をベースにした水平対向エンジン“BOXER”は2.2L仕様のEJ22、2.5L仕様のEJ25、1.5L仕様のEJ15と車種の展開に合わせてターボ化を含めてバリエーションを増やしていった。
一方、エンジンの高出力化はEJ20ターボエンジンの性能向上に磨きをかけ、高性能車種専用のエンジンとし、227kW(308PS)/6,400rpm:422Nm(43kg・m)/4,400rpmの性能を発揮、EJ20の発売から28年にもわたり、現在でも生産が続けられている。
参考文献スバル技報No.17