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ニッサンセドリックG30型

  • ニッサンセドリックG30型

昭和35年にオースチン社との技術提携が終了することを受けて、新中型乗用車を開発し、『ニッサンセドリック』と名づけた。(30型)
『セドリック』という名は、イギリスのバーネットの名作「小公子」の主人公にちなんだもので、強く、正しく、美しい少年の代名詞として広く全世界の人々に親しまれており、この若い貴公子のようにすべての人から愛され、親しまれるようにとの意味をこめて命名された。
主な特徴は、
1)本格的なデュアルランプ(縦4灯式)
2)中型乗用車では最大の広さとゆきとどいたアクセサリーの配置
3)コーン型のステアリングホィール及び計器盤上面のゴムパッド等のライフガード機構
4)サーボブレーキを前後輪とも使用
5)ラップラウンドタイプのウインドシールド
発売後さらに、後部座席幅を40mm広げて、定員4→5人に改めた。このため、小型タクシーも従来料金で乗車定員を増加させることができ、好評をはくした。
さらに官公庁や社用車、ハイヤーなどの営業車としてさらに大型豪華車へのニーズが高まり、昭和35年『ニッサンセドリックカスタム』(G30型)を発売した。
主な特徴は、
1)新設計1883cc、88psエンジンの搭載
2)全長を100mm長くし、国産中最大となる
3)リヤシートピロー、後席専用ヒーター、助手席バニティミラー等の装備
やがて昭和37年にマイナーチェンジし、ヘッドランプは横4灯となる。

保管場所 日産自動車(株)座間事業所 (〒228-0012 神奈川県座間市広野台2-5000)
製作(製造)年 1961
製作者(社) 日産自動車株式会社
資料の種類 量産品
現状 保存・非公開
車名 / 製作
車名
ニッサン セドリック(1900カスタム)
モデル名
G30型
会社名
日産自動車(株)
製作年
1961
車種・用途
乗用車
実車所在/模型
日産自動車・座間
型式 / 重量
スタイル
セダン
ドア数
4ドア
乗員
6名
車両重量
1,240kg
車体 / 寸法
構造
一体式
バンパー
スチール
ステップ
なし
全長
4,510mm
全幅
1,680mm
全高
1,510mm
タイヤサイズ
6.40-14-4P
車体 / 車軸 / 操縦 / 付属
フレーム
モノコック
前軸
ウィッシュボーン、ボールジョイント式
後軸
半浮動式
軸距
2,630mm
前トレッドx後トレッド
1,338×1,373mm
車高調整
なし
ステアリング
ウォームローラー式
ダンパー
前後筒型複動式
スタビライザー
前トーションバー式
走行安定装置
なし
機関 / 寸法 / 出力
原動機名
H型
冷却/気筒配列
水冷/直4
弁機構
OHV
内径x行程
85×83mm
排気量
1,883cc
最高出力/回転数
88PS/4,800rpm
最大トルク/回転数
15.6kgm/3,200rpm
過給機
なし
可変システム
なし
燃料タンク容量
44L
ハイブリッド
ハイブリッドシステム形式
なし
駆動系
変速機
4速コラム
駆動方式
FR
性能
モード燃費
-
参考文献1)『日産自動車30年史』日産自動車、1965年 2)『日本の名車100台』立風書房
その他事項前照灯:4灯(シールドビーム型);ワイパー:ウォッシャーモーター付ポンプ;足ブレーキ:油圧式全4輪制動;手ブレーキ:機械式後二輪制動;最終減速:4.625;最高速度:140km/h