1.ドライバビリティ性能の向上 ① クラッチ制御 流量ソレノイドを採用することで、クラッチ解放および係合スピードの制御性を向上させ、幅広い制御性を確保した。 ② シフト制御・セレクト制御 リニアソレノイドを対向軸に設置することにより、緻密なシフト位置制御に対応するとともに、あらゆるシフトスピードの要求に応じることのできる制御性を確保した。 ③ エンジン、AGS協調制御 AGS変速制御とエンジン制御(エンジン目標回転制御およびトルク制御)との協調をより緻密に行うことにより、スムーズな変速を実現した。 ④ 変速フィーリングの向上 素早いシフト操作とクラッチ解放から係合までの車両加速度変化をより緻密に適合することを可能とし、あらゆる運転状況において、車両加速度を定めた目標に合わせてコントロールすることで変速フィーリングを大幅に向上させた。(サブ画像2参照)
2.使い勝手の向上 下記機構および機能を追加することにより、既存のATユーザーにも違和感のない運転操作ができるようになった。 ① パーキング機構の採用 ② クリープ機能の採用 エンジン制御とAGS制御の協調を緻密に行い、AT同等のクリープ性能を実現した。