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四輪車体組立における高効率セル生産方式(ARC)

  • 四輪車体組立における高効率セル生産方式(ARC)

四輪車体組立(AF)ラインでは、コンベア上を移動する車体に、作業者が定置化された工程で数点の部品を取り付けるライン作業が行われている。従来のAF作業プロセスが潜在的に抱えているロスに着目し、“1人の作業者がより多くの部品を連続して取付ける”というセル生産方式に置き換え、それをAFラインの中に組み込むことにより、作業効率の大幅な向上、ならびに熟練作業者育成の環境構築が可能となった。
この業界初のプロセスを実現するために、流動型のセル生産方式「Assembly Revolution Cell(ARC)ライン」を開発し、自動車の大量生産では前例のない連続作業における習熟面・品質面の成立性を実証した後、Honda Automobile (Thailand) Co., Ltd.の四輪新工場へ導入した。

保管場所
製作(製造)年 2016
製作者(社) 本田技研工業株式会社
資料の種類
現状 使用中・非公開
会社名ホンダエンジニアリング株式会社
通称名ARCライン
構造・方式・手段・方法等下記の4項目を着想とし、組立プロセス改革を実現した。
 ①ロスの徹底排除を狙った連続作業化
 ②エリア効率向上を狙った車両/作業者/部品の三者相関不動レイアウト
 ③作りに専念できる環境の構築を狙った組立付帯作業の低減
 ④物流ロス低減を狙った工場内物流の集約