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ダットサンブルーバードP510型

  • ダットサンブルーバードP510型

昭和42年新しいブルーバード(510型)が「新しい時代の新しいセダン」というキャッチフレーズで発表された。510の特徴は、ロングノーズ・ショートデッキにのプロポーションとスーパーソニックライン(高速ジェット機のフォルムを受け継いだクサビ型のシャープなシルエット)のスタイリングの他、
1)三角窓のない新鮮なスタイリング
2)新設計OHC72馬力エンジン
3)新ストラット型前輪独立懸架
4)新セミトレーリング型後輪独立懸架
5)カーブド・ドアガラス
6)新換気装置
7)安全設計
などが特徴となっている。
基本車種としては4ドア2ドアのデラックス及びスタンダード、1600SSS、ワゴン、バンのデラックスとスタンダードの8車種とタクシー用2車種、トルコン付き4車種の14車種がが同時に発表された。(発売当初からこのクラスで14車種をそろえたのはわが国初)
その後、道路網の整備拡大に伴う高速長距離ドライブ時代に対応するとともに需要の多様化に応えるため、順次バリエーション追加を行ない、ワイドバリエーション体制の充実が図られる。
このようにブルーバードは戦後のわが国モータリゼーションの時代にあって、ファミリーカーとして象徴的存在となり、歴史的名車としてわが国自動車史上の一時代を画した。
右車は昭和45年の第18回東アフリカサファリラリーで総合優勝したマシン。
総合・クラス・チーム優勝の完全制覇だった。第17回サファリラリーを舞台にした映画「栄光の5000キロ」(石原裕次郎主演)は有名。

保管場所 日産自動車(株)座間事業所 (〒228-0012 神奈川県座間市広野台2-5000)
製作(製造)年 1969
製作者(社) 日産自動車株式会社
資料の種類 その他
現状 保存・非公開
車名 / 製作
車名
ダットサンブルーバード(1600SSS)
モデル名
P510型
会社名
日産自動車(株)
製作年
1969
車種・用途
乗用車
実車所在/模型
日産自動車・座間
型式 / 重量
スタイル
セダン
ドア数
4ドア
乗員
5名
車両重量
915kg
車体 / 寸法
構造
一体構造方式
バンパー
スチール
ステップ
なし
全長
4,120mm
全幅
1,560mm
全高
1,400mm
タイヤサイズ
5.60-13 4P
車体 / 車軸 / 操縦 / 付属
フレーム
一体構造
前軸
ストラットボールジョイント式
後軸
半浮動式
軸距
2,420mm
前トレッドx後トレッド
1,280×1,280mm
車高調整
なし
ステアリング
リサーキュレーティングボール式
ダンパー
前油圧式複動筒型、後油圧式複動筒型
スタビライザー
前トーションバー式
機関 / 寸法 / 出力
原動機名
L16型
冷却/気筒配列
水冷/直4
弁機構
OHC
気化器
2連横向可変ベンチュリ
内径x行程
83×73.7mm
排気量
1,595cc
点火系
蓄電池点火コイル式
最高出力/回転数
100ps/6,000rpm
最大トルク/回転数
13.5kgm/4,000rpm
過給機
なし
可変システム
なし
燃料タンク容量
46L
ハイブリッド
ハイブリッドシステム形式
なし
駆動系
変速機
4速
駆動方式
FR
性能
モード燃費
-
参考文献1)『日産自動車社史(1964-1973)』日産自動車、1975年 2)日産自動車サービス周報第138号
その他事項前照灯:4灯式;ワイパー:羽根付き;ウォッシャー電動式;足ブレーキ:前ディスク式、後リーディングトレーリング式;手ブレーキ:機械式後二輪;最終減速:3,900;最高速度:165km/h