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ジュピター T10型

  • ジュピター T10型

当時6トンクラス以上のいわゆる大型トラックの生産は三菱日本重工など数社が、また、2トン以下の小型4輪トラックは日野、トヨタ等が生産していたが、それらの中間に位置する2.5~4トン車はどのメーカでも生産されていなかったが、この空白の中型トラック分野を埋めた先駆車である。
 ジープのガソリンエンジンを主体に、それをそっくりディーゼル化した高速ディーゼルまで搭載できる本シリーズは、ホイ-ルベースの組合せを含め今日でいうワイドセレクションの先駆けをなすものでもある。
 1958年 2.5tトン積のT10型、3トン積のT11型を試作し、翌年生産・販売した。その後出現したT22型は足回りの強化とエンジンのパワーアップを図った本格的中型トラックである。

保管場所 三菱自動車工業(株)水島自動車製作所総務部 (〒712-8501 岡山県水島市海岸通一丁目1番地 )
製作(製造)年 1959
製作者(社) 新三菱重工業株式会社
資料の種類 設計図・文献
現状 保存・公開
車名 / 製作
車名
ジュピター(TD10DAH型)
会社名
新三菱重工(株)
製作年
1959
車種・用途
中型4輪トラック
型式 / 重量
スタイル
ボンネットトラック
ドア数
2
乗員
3
車両総重量
4,400kg
エピソード・話題性
中型トラックの先駆車
車体 / 寸法
構造
鋼板
バンパー
あり
全長
5,400mm
全幅
1,900mm
全高
1,960mm
タイヤサイズ
6.5-16-8P
車体 / 車軸 / 操縦 / 付属
フレーム
梯子型
前軸
両持半楕円バネ式
後軸
両持半楕円バネ式
軸距
3,310mm
前トレッドx後トレッド
1,370×1,400mm
ダンパー
筒型単動式
スタビライザー
なし
機関 / 寸法 / 出力
冷却/気筒配列
水冷/4直
弁機構
OHV
内径x行程
79.4×111.1mm
排気量
2,199cc
最高出力/回転数
61PS/3,600rpm
ハイブリッド
ハイブリッドシステム形式
なし
駆動系
変速機
前進4段
駆動方式
FR
性能
モード燃費
-
参考文献三菱自動車工業(株)社史 日本の自動車技術20年史(自技会) みずしま自動車50年史
その他事項積載重量:2,500kg;前照灯:丸型、シールドビーム;ワイパー:電動式;走行安定性:なし;原動機:名称 KE31;種類:ディーゼル;比出力:27.7PS/L;最高速度:80km/h;燃費率:12.5km/L;備考:ガソリン車(T11型)もあり