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G-BOOK alpha

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テレマティックスの取り組みは、ITS JapanやIIC(Internet ITS Consortium)など多くの団体によって官民共同の研究が進められている。
自動車メーカーは、携帯電話の通信方式を使ってセンターと車載器をリアルタイムに連携させてサービスを提供している。その具体的なサービス内容は、各社それぞれに特色を持ったものである。
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G-BOOKは、車と IT が融合した最先端のテレマティックサービス。トヨタのテレマティックスは、1998年にサービスを開始したMONETが源流で、2002年にG-BOOKに進化し、2005年にG-BOOK alpha へと発展・進化。G-BOOK alpha は、「安全・安心」「ドライビングインテリジェンス」「アミューズメント」に力点を置き、先進のテクノロジーを活用してさまざまなサービスを提供。

保管場所 トヨタ自動車株式会社
製作(製造)年 2005
製作者(社) トヨタ自動車株式会社
資料の種類 量産品
現状 トヨタ会館公開
型式名
通称名G-BOOK alpha
技術用途車載テレマティックスサービス
適用車種自動車
製作年2005
実用化年2005
設計者トヨタ自動車(株)
装置構成HDDナビゲーションシステム+Bluetooth対応携帯電話、またはHDDナビゲーションシステム+Bluetoothアダプター+携帯電話
表示部マルチインフォメ-ションディスプレイ
性能機能ナビゲーション分野:渋滞予測情報提供、予測情報を利用したダイナミックルートガイサンス
安全・安心分野:車両とG-BOOKの連携を強化しセーフティセキュリティ向上
アミューズメント:車でのミュージックオンデマンドサービス
効果1.渋滞予測サービス
VICSではその時点の渋滞状況を考慮して経路案内をしていたが、G-BOOKではその時点以降の渋滞変化を予測し、その予測変化を考慮した経路案内を行う。その時点の交通情報と過去の交通情報(曜日、時間帯、季節、長期連休、集中工事など)から分析し、数分後から数時間先までの渋滞を予測する。 また、経路前方の渋滞が、出発を遅らせるなど時間をずらすことによって所要時間がどうなるかという渋滞情報も提供する。
2.安全・安心サービス
窓ガラスを割ったり通常でないドア開放による不審者の社内侵入時には、車両の異常通知をユーザーの携帯電話へ通知し、ユーザーの依頼により警備会社へ車両の確認や捜査を依頼できる。ドア、ドアロック、トランクの開閉状態や、エンジンオイル、ブレーキ液、バッテリー、エンジン制御などの状態を携帯電話から確認できる。
3.ミュージックオンデマンド
CDを持っていなくても、聞きたい音楽を「いつでも」「どこでも」「簡単に」約1万曲の中から購入して聞くことができる。
また,PCカードを介して,収集した情報を車載機で読み込むこともできる.
エピソード・話題性ある時点以降の渋滞変化の予測による経路案内。
世界初の車でのミュージックオンデマンドサービス。
参考文献VICS Home Page http://www.vics.or.jp/
HELPNET Page http://www.helpnet.co.jp/index.html
G-BOOK Home Page http://www.g-book.com/
TOYOTA Technical Review Vol.54 No.2 Mar.2006 新世代テレマティックス 新型G-BOOKの開発