日本初のインタークーラー付きターボ過給式エンジン。大型トラック用ディーゼルエンジンの最小燃費率を 160g/PS h 台から一挙に 148 g/PS h に改善した。構造上の主な特徴は、ピストン頂面近くの燃焼室周縁部に冷却空洞を設けてここにシリンダーブロックから潤滑油のジェットを吹き込み循環させて強制冷却する、スチールラミネート製シリンダーヘッドガスケットを用いてヘッドボルト締め付け時のボア変形を防止、5噴口燃料噴射ノズルで低回転時の燃料微粒化・分布改善と高負荷時の多量な燃料噴射との両立、電子制御による燃料の精密なコントロール、広い回転域で効率良く吸気を圧送できるように工夫したターボ過給機用インペラー等である。